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~ Walkin’ on Air ~ No.3「サッカー選手の体幹トレーニングにスラックライン」
2019.06.15
~Walkin’ on Air~「サッカーにおける体幹トレーニングとしての可能性」
今やサッカー選手にとって、体幹トレーニングは当たり前のメニューになりました。その背景としてサッカーの長友選手の影響が大きかったですね。さて、スラックラインはとても体幹を使うスポーツと知られていますが、サッカー選手にスラックラインを使ったトレーニングしてもらうと、どのような効果があるのか?スペインの大学でその効果を実証する実験がされていましたので、紹介いたします。
【実験】
16歳前後の男性サッカー選手、上級レベルの34名を2グループに別け、その内の1つのグループだけに通常のサッカーの練習とは別にスラックラインのトレーニングをしてもらい、6週間後の変化を加速力、敏捷性、跳躍力、安定性の項目で調べた。スラックラインのトレーニングは週3回、各5分~9分程度で実施、6週間後の変化は、以下の通りとなった。※スラックライントレーニンググループ(SG)、コントロールグループ(CG)
加速力
(SG):3.07秒→2.97秒(-0.1秒)、(CG):3.12秒→3.14秒(+0.02秒)
・スラックライングループはタイムが0.1秒速くなった。
敏捷性
(SG):6.49秒→6.06秒(-0.43秒)、(CG):6.68秒→6.24秒(-0.44秒)
・両グループの比較からは差が見られなかった。スラックライントレーニングでは瞬発的な動きがなかったため、変化が現れなかったと思われる。
スクワットジャンプ
(SG):491,50ミリ秒→526,56ミリ秒(+35,06ミリ秒)、(CG):484,19ミリ秒→497,00ミリ秒(+12,81ミリ秒)
反動動作ジャンプ
(SG):509,16ミリ秒→534,17ミリ秒(+25,01ミリ秒)、(CG):501,31ミリ秒→509,68ミリ秒(+ 8,37ミリ秒)
・スラックライングループは滞空時間が長くなり、明らかな効果が見られた。
両足立ちの安定性
(SG):329,1mm2→95,4mm2(-233.7mm2)、(CG):387,4mm2→312,2mm2(-75.2mm2)
左足立ちの安定性
(SG):396,3mm2→282,8mm2(-113.5mm2)、(CG):436,8mm2→556,9mm2(+120.1mm2)
・体のブレが範囲がトレーニングなしグループと比較して明らかに小さくなっている。
【結果】
スラックラインでトレーニングをしたグループに以上の結果が現れたのは、上半身のブレが少なくなったことにより、脚の蹴りだす際の力の方向もブレなくなることで、より効率的に地面を蹴ることができるようになっていると想像でき、その結果、跳躍力の向上や、加速スピードの向上に繋がったと思われる。サッカーはクロスプレーが多いスポーツなので、スラックラインは転倒回避や、当たり勝つためのトレーニングとしても有効と言えるでしょう。現に今通っているサッカーチーム所属の学生さんも、スラックラインを始めて、脚元の安定性の向上や、当たり勝てるようになったと、効果を実感しています。あなたも最新の体幹トレーニングと効果を体感してみませんか?
【体験レッスンのご予約】
Web:https://slackline-lab.com/reserve/
電話:011-758-1333
公式Facebook、 Instagram、YouTubeもやってます。
【リンク】
一般社団法人日本スラックライン連盟(JSFED)
日本国内のスラックラインの普及にあたり、安全啓蒙活動及び日本オープンを始めとする各種大会の主催、公認、後援、協力や大会の運営指導を実施しており、全国で指導者育成のための研修や検定会を実施している。
http://jsfed.jp/
GIBBON JAPAN(ギボン ジャパン)
ドイツのスラックラインメーカーの日本代理店。スラックラインの大会やイベントも数多く開催しており、世界的に最も人気のあるメーカーで愛好家も多い。
https://www.gibbon.co.jp/